jicpa 信頼の力を未来へ 日本公認会計士協会北部九州会

北部九州会会長 ご挨拶

2025年6月

日本公認会計士協会 北部九州会
会長 伊藤 次男

私たち公認会計士は、高い倫理観と専門的知見をもとに説明責任を究め、
世界の人々と共に社会に信頼を創り上げていくことで、
安心で活力に満ちた豊かな社会の創造に貢献するプロフェッショナルです。


「胸を張って前を向いて上を向いて元気な笑顔の会計士」


 小学校の黒板に書いているような表現ですが私の目指す理想像です。


 プロとして充実した仕事が出来ている方は、このように見えるのではないでしょうか。あるいはこのような方々のところには依頼が舞い込み、結果的に充実した毎日を送ることが出来るのはないでしょうか。私自身、まだまだこの境地には至っておりませんが、目指したいものです。
 ステークホルダーからプロとして信頼され、人として信用されるにはどうすればよいか、さらなる社会的認知度向上をいかにして達成するか、北部九州会としてやることに、これまでと変わりはありません。会員・準会員の皆さんが活躍し、ひいては地域経済に貢献するために、執行部一同、裏方として愚直に真摯に取り組んでまいります。


 さて、このたび、北部九州会第19代会長に就任いたしました伊藤次男でございます。これから3年間執行部一丸となって地域経済の健全な発展のため、また、会員・準会員の皆様のお役に立てるよう精一杯尽力してまいりますので、何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


 宮本前会長をはじめとする前執行部の皆さまにおかれましては、10数年ぶりとなる公認会計士法の改正や四半期開示制度の見直しへの対応、さらにはサステナビリティ情報開示・保証の制度化への対応、ハロー!会計などの渉外広報活動の拡大、西日本連合総会準備など、多岐にわたる業務に取り組まれたこと、そして青木大吉初代会長から歴代会長の皆さま方で紡いできた歴史と築かれた礎を大事に受け継いできたことに敬意と感謝を申し上げます。


 冒頭の理想像を目指し、定期総会で承認されました第 60事業年度の事業計画では、本部の示す方向性をもとに次の内容を基本方針及び重点施策として掲げております。


基本方針

 北部九州会は、地域会としての役割を認識し、協会本部との連携を図り、会員が公認会計士としての使命を発揮して継続的に地域社会の健全な発展に貢献できるよう、公認会計士を取り巻く現状及び激変する社会環境を踏まえて、職業専門家団体としての社会的責任を果たすための諸施策に取り組んでいく。


当事業年度の重点施策
 1.日本公認会計士協会本部との連携
 2.地域内で関係する官庁、地方公共団体等との交流
 3.地域における関連諸団体との交流
 4.サステナビリティに向けた取組
 5.会員の資質向上のための研修の充実
 6.各種分野で活躍する会員の支援
 7.会員相互間の交流の充実
 8.監査品質向上に向けた取組
 9.渉外、広報活動の充実
 10.事務局運営体制の強化


 北部九州会所属の会員・準会員は1,100名を超えました。監査法人については北部九州エリア内での設立に加え東京などに本部を持つ法人の進出も盛んであり現在では北部九州会所属の監査法人は24法人となっています。
 また、会計士試験の受験生も増え続け直近では全国で2万人を超えておりますが、当業界がさらに発展するためにはより多くの優秀な人材が集まることが不可欠であり、今以上に社会的な認知度を高めることが重要と考えています。この点、前執行部において注力したステークホルダーとの対話やハロー!会計などの認知度向上の地道な活動が重要であり今後も継続してまいります。


 今年10月3日には西日本連合総会を長崎で開催することになりましたので、これからの北部九州会の発展ひいては会計士業界の発展について熱く議論していただきたく、皆様のご協力とご参加をお待ちしております。
 これからの3年間、「信頼の力を未来へ」を胸に据え、地域社会と業界の発展に全力で取り組んでまいりますので、何卒、ご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。