2024年7月
日本公認会計士協会 北部九州会
会長 宮本 義三
2024年7月
日本公認会計士協会 北部九州会
会長 宮本 義三
会員及び準会員の皆さまにおかれましては、平素より北部九州会の会務運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。2022年6月20日に会長に就任して2年が経過いたしました。あと1年、執行部一同全力で会務運営に務めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
2024年6月19日の定期総会でご承認いただきました第59事業年度の事業計画の基本方針並びに重点施策については以下のようにいたしました。
【第59期事業計画について】
Ⅰ 基本方針
北部九州会は、地域会としての役割を認識し、協会本部との連携を図り、会員が公認会計士としての使命を発揮して継続的に地域社会の健全な発展に貢献できるよう、公認会計士を取り巻く現状及び激変する社会環境を踏まえ、かつ、会員の SDGs に対する意識向上も図りながら、職業専門家団体としての社会的責任を果たすための諸施策に取り組んでいく。
Ⅱ 当該事業年度の重点施策
1.日本公認会計士協会本部との連携
2.地域内で関係する官庁、地方公共団体等との交流
3.地域における関連諸団体との交流
4.サステナビリティに向けた取組
5.会員の資質向上のための研修の充実
6.各種分野で活躍する会員の支援
7.会員相互間交流の充実
8.監査品質向上に向けた取組
9.渉外、広報活動の充実
10.事務局運営体制の強化
今年度も、継続して地域のステークホルダーの皆さまとの意見交換の機会を設け、公認会計士の活動領域の広がり、北部九州会としての活動内容をお伝えし、ステークホルダーの皆さまからは公認会計士に期待することについてお聞きして参りたいと思います。
今年度は、これまで様々なステークホルダーの皆さまと意見交換をする中で生まれたご縁を活かすことにも力を入れて参ります。渉外広報活動において、キッザニア福岡と連携して、会計の楽しさ、公認会計士という職業について、広く小学校・中学校の生徒さんにお伝えして参ります。また、小学校・中学校に対しては今年度から福岡市教育委員会を通じて、ハロー!会計の出前授業を行って参ります。そして、会員の繋がりを通じて、優秀で多様な人材を輩出している中学校・高校に対して積極的に公認会計士という職業の紹介を行って参ります。大学との取組としては、昨年に引き続き西南学院大学において会員が講義を行う等の機会を通じて会計の魅力・公認会計士という職業の魅力をお伝えしていく取組を進めて参ります。
次に、北部九州会における監査事務所の数は、近年増加傾向にあり、2024年6月現在で24の監査事務所が北部九州会に拠点を設けています。監査事務所の増加は、地域経済が発展していることの証左でもあります。公認会計士の主たる業務である、会計監査、特に上場会社監査に求められる水準、品質については確実により高いものが求められてきております。このような中、監査に従事する大手、準大手、中小すべての監査事務所が更なる品質向上に向けた取組を行うことは、資本市場の持続的かつ健全な発展のためには不可欠であり、北部九州会としても監査品質向上に向けた様々な情報提供・学習の機会を提供できればと考えております。
公認会計士の価値は「信頼」を創ることにあります。北部九州会の会員・準会員の数は、ついに1090名を超え、今や半数以上が組織内会計士、社外役員、コンサルティング、税務業務といった監査以外の業務に従事されています。資本市場や地域社会から、我々公認会計士への期待は日々変化してきています。そのような中、皆さまがそれぞれの立場で「信頼」を創り続けていけるように、引き続き執行部チーム一丸となって皆さまのお力になれるよう尽力して参る所存です。本年度も何卒よろしくお願いいたします。